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ゆうあい工房

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C型肝炎

下記のHPを見つけました。
C型肝炎。COM 
http://www32.ocn.ne.jp/~sujaku/hcv.html

一般向け月刊誌「ホスピタウン」平成16年7月号はC型肝炎のミニ特集が組んであります。
この中で、専門医・専門病医院としてシーマーケットクリニックとその取り組みが紹介されました


日本で多いのはA型、B型、C型です。この中で特に重要なのが「C型肝炎」です。
 「肝硬変」や「肝臓がん」という病名はみなさんも聞いたことがあるでしょう。やっかいな病気です。しかし、これらの病気はカゼのようにいきなりかかるのではなく下記のような経過をたどるのがほとんどです。

肝炎ウイルスに感染 → 急性肝炎 → 慢性肝炎→ 肝硬変 → 肝臓がん  

 このように肝臓がんの原因となる肝炎ウイルスですが、その内訳は約8割がC型肝炎で、約1~2割がB型肝炎と言われています。A型肝炎で肝硬変や肝臓がんになることはありません

病状が進んでいくと(肝硬変)、本格的に症状を感じるようになります(無症状の人もいます)。倦怠感・上腹部の鈍痛、膨満感、食欲不振、吐き気、発熱、筋肉痛・関節痛などを自覚するようになり、クモ状血管腫(胸などに小さな血管が浮き出てくる)、女性化乳房(男性の乳房がはってくる)、黄疸(目が黄染されてくる)、手掌紅斑(手のひらが赤くなってくる)、腹水(お腹に水がたまってカエルのように腹が出てくる)、浮腫(足が腫れてきて指で皮膚を押すとくぼみが残る)などの所見も出現してきます。
 肝硬変ではアルブミンと呼ばれるタンパク質が低下してきますが、アルブミンは水分を血管内にとどめておく働きがあり、これが低下することによって水分が血管外にしみ出し、浮腫や腹水の原因となります。
 また、肝硬変が進行すると門脈という血管の圧が上昇し(門脈圧亢進症)、腹水の原因となったり、食道に静脈のこぶが出来て(食道静脈瘤)、それが破裂すると大量に吐血する患者さんもおられます。

インターフェロン(IFN)
 現在C型慢性肝炎にもっとも有効といわれている治療法で、1992年より保険適応となりました。インターフェロンはウイルスの排除を助け、増殖を抑制する作用があります。インターフェロンはウイルスに感染したときに体内でもつくられる物質(タンパク質の一種)で、C型肝炎の感染でもつくられるのですが、量が不十分であることがわかっています。そこで、C型慢性肝炎の患者に外部からインターフェロンを薬として投与しようというものです。
 肝炎にかかってからの期間が短く、ウイルスの量が少ない人ほど効果があります。先ほどウイルスの型についてのコーナーで、「インターフェロン療法は、II型よりIII型が効きやすい」とお話ししましたが、重要なのはウイルスの量で、II型であってもIII型であってもウイルスの数が1ml中に100万個以下であれば効果が期待できます。「インターフェロンが著効するのは投与した患者さんの4割くらいだ」とお医者さんに言われたことはありませんか?確かに今までそういったデータが多くの施設から出され、定説みたいになっていますが、医者が適切な検査のもとに適応をきちんと検討すればもっと効果は上がるものと考えられます。
 インターフェロンには、α、β、γの3種類があり、現在使用されているのはインターフェロンαとインターフェロンβです。αは筋肉注射・皮下注射、βは静脈注射で投与されます。インターフェロンは2~4週間くらいの入院が必要で、最初2~4週間毎日投与され、その後20~22週間は週3回の投与を行うのが一般的です。
 なお、インターフェロンにはさまざまな副作用があり、事前にお医者さんから詳しい説明をしてもらうべきです。

詳しくは上記HPをご覧下さい。


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